ChatGPTに自分の理解度に応じて学習をサポートしてくれる、「学習モード」が追加されました。
通常、質問に対して答えを返してくれますが、「学習モード」では答えが目的ではなく理解を目的としていることが大きな違いです。
ChatGPTはスキルや資格の学習ツールとしても非常に有効ですが、更に学びをサポートする機能が追加され強力な学習ツールとなりました。
本記事では、このChatGPTの学習モードについて、特徴や使い方などを解説したいと思います。
ChatGPTの学習モードとは
質問に対して単に答えを返してくれるのではなく、問いかけなどを通じて段階的に知識を深め、本当の学びを支えることを目的としています。
個人的に、通常モードは「個人秘書」といった感じですが、学習モードは「家庭教師」といったイメージです。
学習モードの使い方
少しややこしいですが、ChatGPTの画面には「学習モード」という言葉は出てきません。
「学習モード」というのは機能名のようで、OpenAIの機能解説(https://openai.com/ja-JP/index/chatgpt-study-mode/)でも「学習モード」と説明されています。
ChatGPTの画面では「あらゆる学びをサポート」という名称になっています。
さらに、「あらゆる学びをサポート」を選ぶとチャット欄に「勉強する」と表示されます・・・。
(なんとなく分かるのですが、最初は戸惑いました。統一して欲しいなー・・・😥)
「学習モード」に切り替えるのは簡単で、Webブラウザの場合は下記の順で選ぶだけです。
1️⃣ 「+」
2️⃣ 「さらに表示」
3️⃣ 「あらゆる学びをサポート」

選択すると「勉強する」が追加されるので、これで学習モードに切り替わります。

若干違いはありますが、スマホアプリの場合も同様の手順です。
1️⃣ 「チャット欄左側のアイコン」をタップ

2️⃣ 「あらゆる学びをサポート」を選択

3️⃣ 「続行する」をタップ

「勉強する」が追加されればOKです。

どんな違いが出てくる?
通常モードと学習モードで、どんな違いが出てくるのか見てみます。
情報処理安全確保支援士の勉強で、つまづいている所を教えてもらおうと思います。


出力内容が若干変化しました。
実際の出力はこの後も続いており、学習モードの方が生成される文字数も少し多くなりました。
ステップ形式での説明や問い合わせがあるかと思ったのですが、今回はなかったようです。
どちらのモードでも「練習問題を作成しますか?」と聞かれたので、お願いしてみます。


問題の出題方法に差が出ました。
通常モードの場合は、本の問題集のように問題と解答/解説がまとめて出力されました。
学習モードの場合は、問題アプリのようにユーザーの回答を待って、解答/解説を出力してくれています。
まとめ
今回お伝えできませんでしたが、この他にもソクラテス式問答法(対話を通じて自ら考えさせる方法)や個人に合わせた調整などが行われるようです。
今までもChatGPTを学習で使用していましたが、調べ物や問題作成といった補助的な使い方だけでした。
今回の学習モードでもう一歩踏み込んだ使い方ができそうです。
目標設定や進捗管理などと組み合わせてみても良いかもしれませんね。
これを期にChatGPTの学習モードを使って、自己学習を進めてみてはいかがでしょうか。
コメント