生成AIがソフトウェア開発の現場にも急速に浸透してきています。
中でもOpenAIが提供する「Codex」は、コード補完ツールを超えたクラウド型の開発エージェントとして注目を集めています。
コード補完やバグ修正といったピンポイントの支援から、設計・実装・テスト・レビューなど、一連の開発作業に適用でき、プロジェクト全体の開発作業の効率化が期待できます。
何ができる?
では、Codexで具体的に何ができるのでしょうか?
コードの自動生成
プロンプトに入力するのと同様に、自然言語の指示から目的に沿ったコードを生成できます。
「Flaskで在庫を登録するAPIを作って」「SQLで月別売上を集計するクエリを出して」など、曖昧な日本語でも理解してコード化してくれます。
新機能の雛形作成、APIモック作成、プロトタイプ作成などに活用できそうです。テンプレートと設計書を読み込んで、実装までしてくれると非常に助かりますね。
バグ修正やリファクタリング
既存コードを解析し、不具合の特定や修正案の提示を行ってくれます。
また、変数名やメソッド名、構造などのリファクタリングにも利用できます。
個人的にはプロジェクトの機能間での実装差異などを発見してもらいたいです。
テストコードの生成
既存コードを読み込んで、自動でテストコードを作成してくれます。
新規機能作成時のパターンテストや、仕様修正時の差分テストやデグレード確認に使用できそうですね。
プルリクエスト作成や変更履歴
ソースの新規作成や修正を行った後、自動でプルリクエストを作成してくれます。
変更内容や理由などを含んだ説明文も生成されるため、後のレビューがスムーズになります。
工数削減だけでなく、プロジェクト規約に沿ったプルリクエストを作る助けになりますね。
タスクの並列処理
クラウド上で複数作業を同時に進めてくれます。
大規模改修や一括変更の作業時間を、大幅短縮することができそうです。
プロジェクト規模によっては数千〜数万ファイルとかありますからね。
どうやって使う?
OpenAI Codexは、2025年8月時点で有料プラン(Plus/Pro/Team/Enterprise)で利用できます。
無料プランでは利用することができません。
利用できる環境や形態としては、下記の使い方があります。
ChatGPTから使う
ChatGPTを開き、メニューにある「Codex」から使用できます。
事前にGitHubと連携しておき、リポジトリに対して反映をする形となります。
プロンプトで入力した結果で直接ファイルが修正されるわけではなく、GitHubにプルリクエストを送って反映を行います。
CLI(コマンドライン)から使う
npmでインストールが必要になります。
npm install -g @openai/codex
インストールの後、Codexを起動します。
codex # 実行後、「Sign in with ChatGPT」を選択
ターミナル上で直接プロンプトを入力します。
# 特定の指示を一度だけ
codex "在庫管理APIに数量バリデーションを追加して"
# 自動コード編集(Auto-Editモード)
codex --auto-edit "この関数にエラーハンドリングを追加して"
# 完全自動実装(Full-Autoモード)
codex --full-auto "新しい入庫登録機能を実装してテストまで作成"
まとめ
APIキー不要でAI開発が行え、開発が一気に効率化できそうですね。
Claude Codeとよく比較され、機能的にはまだ不足している部分があるかもしれません。
ただ、サンドボックス環境での実行や、大規模リポジトリに対するタスク能力に優れているため、その効果を十分に発揮させて行ければと思います。
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